タネノオト #032
うつり心と初めから うき水茎の筆茅花
長唄・ 若菜摘 1840（天保11）
茅花とはイネ科の多年草。春の季語です。
写真をみるに確かに稲、筆というのも納得です。
タネノオトでは掲載時期を予測しながら時節に合った曲目・歌詞を選んできました。
その時に勉強している曲をあえて挙げる場合もあります。
この「若菜摘」は4/5に開催される第151回長唄女子東音会で演奏する予定でした。
恥ずかしながら今まで演奏したことがなかったので、1月下旬より唄、本手、上調子と1か月かけて覚えてきました。先日、演奏会中止が発表され、この曲は1年後の公演に持ち越すこととなりました。残念ですが、猶予を頂いたつもりで1年間大事にとっておきたいと思います。