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タネノオト #036

一大三千大千世界

長唄・娘道成寺 1753(宝暦3)


一大三千大千世界は

1人の仏が教化できる世界の範囲「宇宙の単位」だそうだ。

一世界は ・須弥山(しゅみせん←しゃみせんかと思った)を中心に ・日 ・月 ・四大州(ひとつの島の大きさは 8,500万km2~2億4,000万km2。地球の陸地の合計が約 1億4,800万km2なので島というよりは大陸×4つ) ・四大海(山の近くにある海×4つ) ・六欲天(欲望に捉われる個性豊かな6つの天界)

などからなる。 現代の太陽系に相当すると言われ、これが一世界だとして、一世界が1000個集めて小千世界、それを1000個集めたものを中千世界、中千世界を1000個集めたものを大千世界という。大千世界はその中に、小・中・大の三種の千世界を含んでいるから、三千大世界ともいう。 実際の広さと言うより、仏教思想における巨大な宇宙空間から 「ありとあらゆる世界・すべての世界」の意味があり 「世の中」「世間」と解釈される場合もあります。 (すべてネットより) とにかくすごい広そうというのは理解できます。 娘道成寺はツレ弾きであっても、左手を下ろすタイミングがほとんどありません。 30分を超えると神経に命令が伝わらず、左手がいうことをきいてくれなくなることもあります。 限界を超えた先にあるフィナーレ「一大三千大千世界」 ここに到達したその瞬間、この世の∞を知るのです。



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