タネノオト #016
酉の日ちかき星の影
長唄・都風流1947(昭和22)
「酉の日ちかき星の影」なんて素敵な歌詞なんだろう。
朝晩は冷え込んでくる頃、空は高く空気は澄み星の影・・・
久保田万太郎さんの作詞です。去年、ほぼ日の歌舞伎ゼミで三味線体験のお手伝いをした時に「久保田万太郎の履歴書」の大高郁子さんがいらしていました。後日、その様子が絵になっていました。l
自分が漫画になるなんて、、ちょっとうれしかった。そんなことから、浅草方面には久保田万太郎生誕の地碑があることを知ります。
これだけは決まっていることがあります・・うちは昔から鷲神社。公式の一番小さな熊手を毎年必ず頂きに行きます。小学生の頃、深夜に界隈を散策したことはとんでもない社会勉強で今のライフワークに大きな影響を及ぼしています。
お酉さま、熊手は華やか、屋台もたくさん賑やかで、おいしい匂いがあちこちから、さすがに当時は思わなかったけど「仲の町もこんな感じ?」と思うくらい明るくて深夜の冷え込みも忘れるほど輝いていました。そこからわざわざはしごして花園神社に寄ったこともありました、子どもながらに「見世物小屋」の看板は衝撃で、その20年後実際に観るまで脳裏に焼き付いて離れませんでした。
毎年思う「おおとり神社→鷲神社」なんで変換できないの・・・・