皆さま
この度、日本の記憶は公式ブログを開設いたしました。
これまでの個人から、より包括的に情報発信していく所存です。
また開設記念として、新シリーズ「タネノオト」を始めます。
「タネノオト」は「種の音」であり「種ノート」でもあります。
種【シュ・タネ・クサ・クサワイ】
何かを生ずる材料や原因の事柄、種類や類い
これまで様々な文章が多くの言葉によって紡がれてきました。
言葉は単語ひとつで意味を持ちながら、いくつか並べると途端にリズムを生じ躍動感に溢れます。
やまとうたは人の心を種として、万の言の葉とぞなれりける
古今和歌集 序文
とあるように、「言の葉」の躍動感は「人の心の種」を材料に生まれるのでしょう。
このシリーズでは普段、唄われたり語られたりする歌詞を音でなく「言葉」として取り上げ、言葉の持つダイナミズムやリズムの面白さをコラムと共にご紹介します。
東音河野文は長唄の歌詞、清元延美雪は清元の歌詞から「心の種」を選び、それらを言葉遊びの尻取り形式にして隔週リレーでお届けします。
たくさんの「種の音」を記していく「種ノート」
8月3日(土)よりスタートです、どうぞお楽しみに。